令和の鳥獣戯画blog

率直に気になった出来事にコメントしてます

また見えた強引さ

9月末 いよいよ執り行われた

「 国葬 」

 

当日の報道など その様子は 個人的には

余り見聞きはしなかったのだが

 

多少見かけた 与党の、自身の党の

言わば 同僚にあたる人の弔辞など見るにつけ

結局、発案された時から 終了するまで

一体 この規模に拡大させた意味は

あったのか? やはり 大多数意見であった

納得のいかない 大催事であったと

言わざるえない

 

今後に 疑問点や禍根を残しつつ

ひと悶着あった葬儀と内外に知らしめ

費用だけが増幅してしまうという

一大弔事であった

(勿論 基本的には 亡くなられた方や

 遺族には弔意を示すものではあるが)

 

国のすることは もう 

俗っぽく 簡素な言い方で表すと

メチャクチャ、破茶滅茶であると

言って良い

 

その程度の国の運営さま.である

 

 

国会で審議もされず

数点のこじ付けの理由を付け足し

内閣設置法と 急に引っ張ってきた内閣府管轄

の事務的 内部文書に依ると 

違法でない.  などと 主張し始め

まず 国葬ありき の言動は否めずであった

 

全くもって 言語道断

国の根幹になる機能を 与党ではあるが

一党により たやすく軽んじてしまう

独断の愚行なのである

 

与党幹部は「あとで説明する」と繰り返すが

後から説明すれば 何でも 許されるのか?

政権を持てば  何でも独断で 採決も

論議も まして国民に是非も問うことなく

自分達に都合のいいことを やり切って

しまえるのか?

今後 末恐ろしさを感じる

ここは 半島国の北寄りでも

言いがかりで 争いを吹っかける 

大陸の大国では ないのだが 

それらを少なからず連想させ 

危惧させる 傍若無人さは 

これ以上は止めてもらいたいものだ

 

予算も曖昧、 近頃のオリンピックなど

大事業にも使う手法の 後から 予算オーバー

になったなどという やり口

責任を負うどころか 当たり前となりつつある

この無謀さは顕著になり

この国民を馬鹿にした横暴さによって

元は 国民が大変な思いをし得た収入から 

さまざまな項目より厳しく徴収され

集められた苦労の結晶である国費を

大切に使うどころか

我が物顔で 湯水のように使い切ってしまう

議員や役人ら

足りなければ 次にツケを回しながら

 

話しが逸れたが

「後から説明すれば良い」と 勝手なことを

のたまって、可決されずとも

反対が起きようとも  何でも やり切って

しまうことに 驚きを禁じえない

 

あの狙撃事件が起きた際に 口々

国会議員が訴えた 【民主主義への暴挙】は

まさに この一連に見る 自民党の行い

そのものである

 

やはり 思った通り 

当日は 仲間うちの感傷的な言葉が述べられ

首相の後付けした 外交は

G7メンバーなど主要国のトップは来ずの

挨拶程度

今回 来日した要人の顔ぶれは 以前

直接親交のあったトップの方は兎も角

現職でなく 元.総理の葬儀なのだから 

その位は 予想出来ることであるし

そもそも 政治家とは言え、人 一人の

葬儀の機会に 外交を付け足す?など

おかしい話しである

先般のイギリスでそのような事は言われて

いただろうか?

 

全く 亡き同胞に対し 敬意を払っているのか

どうか 疑問視したくなる点であった

 

 

おそらく 当然の事であった反対意見を述べる

多くの人々も思ったはずの

行うならば 党での葬儀、送る会の

規模でいい位なことであったと

いう感想でなかろうか

あのような多額の費用を簡単に注入した結果

今後 どうなるのだろう

この 経済も厳しい中で  悠長なこと千万で

勿論 遂行者らは責任など取らずで

真に必要な大事な事には使われず

また 今回も 苦しみなど微塵も無い

特別待遇の彼らにとって 

今時点にある人民の窮状や これからの

暮らしなど  どうでも良いのだ

 

故人には いささか悪いが

このような 意見が出るのは仕方ないのである

公人であったのだから

元首相に関して言わせてもらえば

任期が最長とあったが

日本の総理大臣は誰もが知る

短命も短命  近年は入れ替わりが特に激しく

当の故人も 一度目 体調不良で辞め

二度目も そのようであったが

期間は累計でしかなく、 身体面なので

しょうがないが 最初の辞任もあっけに取られ

後の辞任時も 体調と 他の諸々追及から

逃れたかったのか?という印象であった

他の総理と比較し 長めではあったものの

それにより 権限が増大し

あろうことか 桜の会などの私物化

中途になっている森友・加計問題への不信感

統一教会との代々の癒着など

歴代稀に見る 諸要件を抱えた首相で

あったことは 判然としており

唯一戦後あった 吉田首相の国葬費と比べても

現代換算し 何倍にも上るのだ

 

元々 今回の死亡事件は 気の毒であるが

統一教会.信者家庭の被害の増大と長期化

が大きく起因したと言える訳で

故人が当該組織と関係しているのは

式典挨拶動画等見ても 事実であり

又 自民党も昭和より長らく その

相互利益に甘んじ 多数のというか ほぼ

大半であろう かの団体との関係によって

団体の規模拡大や集金活動など 容認し 

被害者家庭を多数増やした因果関係は

揺るぎない筈である

ならば 今回の事件は 己れら党と

あの団体が深く関係し 結果

我ら仲間が命を落とした事へ

あぁ、可哀想に. と嘆き哀しみ 

犠牲になった? かの故人へ対する

自分らの最大限の弔いだったのか?

それは それでいいが  一国と 国民を

巻き込まないで頂きたい

と 想像も込みの 変な着地だったか知れず

そして 少し表現が荒っぽくなったが

今般の与党などの動きを反芻すると 

このように 苛立ちを隠しきれないという

ような受け止め方になるのである

 

街頭に デモの民衆が集まり 異様な光景と

映った 来日者もいたことだろう

賛否が分かれた葬儀に複雑な想いを持った

参列者もいたことだろう

 

その葬儀を強行した彼ら仲間内や 

一部 心優しい国民の持つ   

亡くなり方による 悲劇の人.

のイメージ付けは 分からなくもないが 

国葬の敢行理由には程遠く

感情的なものに終始している

 

 

最後に

当日 横田めぐみさんのお母様が参列なさって

おられたのを目にし

私も同様に 早い解決を望む人間から見たら

誠に痛々しく感じられた

その場面だけは 拉致被害当人の方や

ご家族の事を思うと とても辛く思われた

悪意のある国に可愛い我が子が誘拐され 

長く地獄のような期間を 我が国は 

加害国ほどの酷さでないにしても

見過ごしている点からして 多くの

被害者の方々と ご家族に強いているのだ

 

犯人である輩は判明している

にも関わらず

未だに解放されず 哀しいかな被害者側家庭が

率先して解決への働きかけをしているという

自国の間違った状態の中 何故か 少なからず

家族方への誹謗中傷も存在するという

無慈悲な社会に  誠に長きに渡り苦しい中で

お一人 弔問に訪れたお母様

それが 自分の母であったなら..

こんな悲劇はなかろう

 

このように

強いて言って、首相を国葬にして良いケースは

拉致被害者の解放などが成し得た場合など

特別の功績があった時などに限られ

近い同期の友人や親戚関係の意見などでなく

国民の側から自然と声が上がり

例えば お母様の早紀江さんが 娘さんに

やっと再会出来 お礼かたがた出席される

ような事であるならば 万民が納得でき

皆が その業績を讃えるのでは

なかろうか

 

私たち日本は

〔ついで外交〕を謳うのでなく、

しっかり 北と対面し 会談を何度も行い

誘拐された全員すべて 北に残る人がいない迄

食い下がり その機会を度々持ち

達成出来るようにすることが

国の真っ先に行うべき 外交や 国としての

責務なのである

 

それどころか

民の異論を無視し 国会も開かず

自分と教会との希薄さを主張することのみ

最優先にする 愚かしい政治屋達の言い訳

云々を見せられた事が際立つ

値上げ前の晩夏であった

 

あいにく 其々大事な時分に

政治全般 停滞の様相が強く

彼らに対し

尊敬の念や賛同、期待を抱くどころか

またも 絶句するような一連の事柄であった

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