令和の鳥獣戯画blog

率直に気になった出来事にコメントしてます

何年経っても出来ぬこと

 昨日 国会で 

野党に属されている 車椅子の女性議員が、

ある家庭で実際あった

障がい者の子供の通学と言うか 

就学に関する内容について 

首相に意見を 問うておられた

 

テレビで断片的に聞いた内容ではあるが

その子供は 体が不自由な為

通学や授業中も介添えが要る

中々 そのような医療的な介添えスタッフを

充てられず その子供さんが亡くなられる迄

母親が自宅は勿論のこと 毎日の学校への

送迎や 学校内での 授業のサポートから

おそらく その他 給食時間やトイレ同行から

四六時中 世話をされたようだ

 

就学中の ある一定期間

その母親は ご自身が 学校へ向かわれるのが

はばかられた らしい

おそらく 心身共に 疲労困憊され

我が子の事とは言え その疲弊度合いは

容易に想像出来よう

 

この 状況を 議員は説明し

それに対し 首相は 何か紙を眺め

暫く話していたが

私は 一節

確か

「 今後は このような事の無いよう

  現状を把握しーー 」

と述べていた事が 気に掛かった

 

 

そして それを最後に

その日は 閉会した

慌ただしく 議員達は散って行き

当該 質問された車椅子の議員と

周囲のサポート女性達も

少しずつ 使用された端末の片付け等を

始めている様子だった

 

これを見ていて

なんだか 通り一遍の与党の人たち

と言う印象である

事務的に 質問を受け  適当な返答をし

何事も無く帰って行く

 

その 母子の苦しみなど

どこ吹く風のようだ

 

これが 未だに 

それら分野が発展しない 

我が国の実状である

 

さっきの 把握に努める?

とある 文言

私は 違和感などを通り越し

怒りさえ湧く

 

今さら 何を言っているのか?

 

日本では 少子化もあろう

毎年産まれる子供たちを 一人一人

地域や保健所が 把握しているはずである

 

その子が 保育園や小学校に上がる際も

その地域の役所や教育委員会

人数やその他 一人で通学や授業を受けるのが

難しい子は 把握しているか、

でなければ 保護者や本人に聴き取り

地域の学校への入学希望か など

事前に 聞いているか  その家庭より

意見が出ていそうなものである

 

 

それら 各家庭の希望に添った

就学体制がとられてしかりの筈が

なんとも おかしい言い方である

 

こうやって

まずは 地方自治 ひいては 国が

まっさきに 援助すべき事を

なおざりに  まさか 国の長が

今後 努力します

と言うような 適当さで許されるのだろうか

 

子や家族の 自助努力の方向へ 

平然と 仕向けている

今まだ この 令和の世

誠に残念至極である

 

トップから 己れの子を 秘書に立て

この国は 何でも 損得

自己や周囲の得することに 必死になり

真に 助けの必要な人を

見過ごす社会なのである

 

 

今 

トランスジェンダー等の垣根が見直され出した

勿論 当事者には朗報であろう

 

 

それらの問題も大切であろうが

国は まず 

生死に関わる事や 基本的人権や 

就学の権利等

国民の 土台になる 礎となる 

最重要な部分を まず 守り

可能にし それら 窮状を訴えている人へ

目を向けることが

まず一番に必要であろう

 

 

 

この度も

やはり 生活保護費の扱いも変わらず

物価高であろうが ウソのように 

下げた保護費を上げよう

とは 全く言ってこない  

 

そして

まさか 司法では 

困窮した 多くの当事者達から

国や地方自治体は訴えられ  各地で

争っている事態である

 

日々の暮らしに困った人には 

カネは使わず

ずっと海外に居た議員に法外なカネを渡し

公務員も 我 取り分 欲しさに

正規採用はせず 非正規を増やし 

正規と同等か それ以上の仕事を強いる

 

国の中枢も 各地方自治体も

我が事しか 考えぬ国

 

 

身障者の安全性の部分で

公的機関ではないが

ようやっと 地下鉄の 安全ドア全箇所設置の

早急な対応を考慮し始めた位である

遅ればせながら

 

 

 

困った人を 助ける,  見捨てない

こんな 基本的な事を しっかりと

実現出来ていない国なのだ

 

本来ならば

次々と予定する主要都市でのお祭り騒ぎや 

キャラクター等 必要性が疑われる品物に

カネを注ぎ込んでいる暇や余裕はあるまい

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