令和の鳥獣戯画blog

率直に気になった出来事にコメントしてます

冷たい未来

 もうすぐ 令和4年も 暮れるのだが 

去年より前の事は 忘れがちではあるのだが

思い返せば 今年は様々な事柄で

大変な年だったように思う

 

年末ギリギリまで 政治や経済の分野は 

慌ただしく 又 黒い部分が表面化し

期待に反する事案が余りにも多すぎた 

もう国民は呆れを通り越していることだろう 

国会も諸所.運用事等も清廉遂行は皆無で 

最早 手の施しようは無い印象である

 

海外も含め 勿論 国内の 

長年に渡る多くの難題や

新たな諸問題も数え切れるぬ程

なのに それらを机上に乗せ 論議する以前の

倫理や道徳・マナー度外視の愚かしい行為云々で 

終始している低堕落さが極まるばかりで

我々一般人が日々真面目に努力していることが

馬鹿馬鹿しく思われてくる

 

今回は 本当は 春にあった 観光船事故を

引き起こした 経営者の非常さにについて

述べたかったのだが

昨今の 国内の殺伐さを通り越し 隠遁とし

このような各々自制する最中であっても

おぞましい犯罪等が連発し 益々もって

混迷度合いが増してしまった世の中について

答えは中々難しい中 簡単に 良案など

出ないが 自分なりの想いを

述べたいと思う

 

偉そうなつもりは無く どうしたら この

国内の 今苦しむ人々の多さの中 それは

無視され 何ごともなく運営し 保たれて

いると勘違いしている この国に疑問と言うか

このままで良いのだろうか.  と言う正直な

気持ちを改めて抱いているのである

ただ 今回だけでは スペースが足りないと

予想するのだが...

 

日本は 昭和中盤迄と異なり 今は 平均的な

家庭(というのも抽象的ではあるが)が

おそらく 数は減ってきている印象だ

と言うか 収入など経済的なグラフで伝える

なら 高所得と平均値と低い世帯との

緩やかさが 以前より なくなり それらの

対比が はっきりしてきたような印象だ

特に 平均から低い方の辺りが

 

なので

今 何故か 国は その貧困で窮している

多くの人々を救済する事をせず

何かというと 経済活動の上昇を謳い

稚拙な取り組みに終始している

当初 コロナで疲弊した業態の活性化と理由付

したが この数年 その程度しか印象に無く

勿論 その際 困窮者に給付金など配布したが

長い目で見た 措置は取られていない

元々 今回のコロナ禍以前から 労働者の

仕組みは 万民向けでなく 

ある程度 恵まれた環境にある者の為

でしかなかったのである

よって この数年で いよいよ窮状は切迫した

ものになってしまった

そして 近頃の 防衛費等への振り分けが

増大する 残念な国の方向性を 確認し

国民の望むどころか 180度 違う

視点で 国家は向かっていこうとしている

結局 旅行や飲食など盛んにさせ 経済を回し

税金を多く徴収したいが為だったか.と思いたく

なる なんら 国に 疲弊した民をはじめとし

将来的な多くの国民が安心して暮らせる社会

など考慮している節は見られない

自分たちで貯めろと言われても 日々長時間

身を粉にして働いても 会社や国に多くを

搾取され続けているのだから やりようがない

毎日の生活で手一杯である

 

相変わらず 国は 人ごとで 旅や食事や

故郷納税など と一見 貢献しているような

キャンペーン等を頻発し 議員や役人ら

自分達や周囲も 喜んで利用する為だろうか

購買可能な層に のみメリットのある制度を

国費で 陳腐に 乱発継続する  

余裕ある人間や富裕層に 何ゆえか

それ以上の利益をもたらそうとする 

元は 国の歳入からであるが

せっせと それだけ 余裕ある人に 

改めて補助する

と言う驚きの制度

片や 前にも 言ったように

生活保護費は すぐさま削る 我が国

バランスがおかし過ぎる

ほか 公害患者などの医療費も 

裁判沙汰になっても 認定をして 一円でも

支払おうとはしない姿勢

何十年経って 被害者が亡くなりつつある中

本当に無慈悲な事実に 関係者でなくても

残念の極みである

どこに 使い   どこに 使わないか

一つ一つ精査すべき 議員が あの報道にある

ザマなのだ

日本人は優しすぎるのか 自分事以外は

関せずなのか...

 

先ほどの件だが

税金をそれだけ払っていると言いたげだが

逆に 割合から言ったら 生活面から言ったら

少ない収入からも 様々な税システムで

徴収されているのが 低所得者なのである

しっかり 納税しているのだから 何も

卑下する必要はないのだ

みんな それぞれ置かれた中で 懸命に

まず義務を果たし 自分達の暮らしをつないで

いるのだから

 

話しが長くなったが

みな こんな中で 不満や意見も言いたいが

忙しい中 黙々と ズル賢い議員らを横目に

日々生活しているのだ

 

世間は さっき言ったメリットを使わなきゃ損

マスコミも 連日 愚かしい程 観光地や

名物品を垂れ流し どこか 実際の人々の

暮らしから 離れた 空々しささえ覚える

それに 芸能や著名人の 世離れした

いつも同じような のんきなコメントなどに 

いよいよ 庶民は 苦笑や飽き飽きな心持ちがする

経済面だけでなく 持病のある人 障がいの

ある人 又は 医療.福祉従事者や 家族の

介護等 時間のない 毎日目まぐるしい人達

 

世の中 いろんな人がいる

精神的に辛い人

助けを求められない 家族や友人の無い人

 

本当に しんどい中

なんとか 希望を見出し なんとか暮らして

いる人達が どれだけ 沢山いようか

 

苦しい気持ちを吐き出すことさえ許されず

ずっと耐えて耐えている人々

 

そういう人達の気持ちや意図を 真っ先に

受け止めるのが 国や行政であるはずだ

 

曲がりなりにも

消費税や所得税等   国内で 他の日本人と

変わらず 徴収されていたであろう外国人女性

海外から慣れない日本に来て どちらかの

働き口で 真摯に 働いてくれていた人が 

子供をかかえ 家族も働けない

八方塞がりの中 最後の頼みで すがった

にも関わらず 役所の担当者は

援助は出来ない 国に帰れ

など よく言えたものだ

援助する資金は その発言をした人間の物か?

それは 自分の暮らしは大変だが

どうか みんなの より良い生活や

困った人の為 遣って下さい. という

国民一人一人の気持ちが含まれた 

尊いもの であるのだ

 

一例を挙げれば 大型事業開催時など

不正に 誰かの懐に入る為でもないし

そして 

炎天下や極寒の中 頑張る 個人個人の

従業員が その分 潤ったり 

福利厚生がしっかりした企業の

正社員などへ 移れる為では 決してなく

結局 大きなゼネコン企業が得するだけの

公共事業に消えることが 殆どであろう

 

国の指導者は 国全体を見れているのだろうか

 

みな 心優しい人々は 

長年  じっと我慢し続け

不正行為があっても 今後無くなってくれたら

と 次も 支持して また裏切られ..と

いう 流れなのだろうか

私は 個人的には 決して 二度と

そういう人達には 投票しないけれど..

 

 

最近

猟奇的な事件が 本当に増え

一部の暴力的だったり 精神的に病み

治療もされず 破綻してしまっていたのか

破滅的な加害者が あらゆる所で

一大事件を引き起こす傾向にある

 

昔は余り無かったであろう

例えば

引きこもりや 介護苦の多さなど

過去 それら種々問題点には積極的に

取り組まず 自己益のみを考えていたであろう

議員たちも いよいよ

国としても

無視出来ない程の 大きな社会問題として

表立ってきた

 

各家庭・世帯にて 個人単位で

それぞれ対処してきた 上記のような

諸問題は それぞれのケースも 一軒一軒

異なり 又 メンタルな慎重さも必要な

難しい事柄だ

 

ここ数年の

貧困や それともリンクする精神不調や 

将来への失望というか 今時点での

SOSであろう 事件や事故も連続し

自分の中だけでは 抱えきれない苦悩

なのだろう

 

戦後など

多くの人が 困窮していた時期より

今現代の 環境など全般に

恵まれている人との対比が大きいことが

今の 大変な境遇の人たちの焦燥感や

絶望感を増していることも否めない

 

自分では どうしようも無いことや

努力が報われない時がある

思うようにならない仕事や 家族の看病や...

悲しいが どこにも   表せない気持ち

ふと着けるテレビでは 山盛りのご飯に

楽しげに遊ぶ人たち

自分が 持ちたくても 困難な 行楽的なこと

ひと時の安息の時間

介助者などは 周りにも 吐露出来ない

心的な苦渋が膨らんでいるのだが

同じ屋根の下で  哀しくも

当の介助される側の本人が

その家族の機微を 感じたりし 

本人も言うに言われぬ辛さを味わったりする

育児とは 真逆の 先の見えない深刻さが

その家庭に立ち込めているのだ 

映画などで表現される ドラマティックな

美しい場面とは程遠い リアルな闘病家庭が

殆どであろう

 

そんな 戸惑いや諦めの中

現実生活は 一刻一刻 苦労が伴うが

どこか近所にも 同じような家族がいる

などの 連帯感を構築出来る手筈や

詳しい人や経験者や 親身になって

話しを聞いてくれ 励ましてくれる人

寄り添ってくれる誰かが 身近に

いてくれたら 少しは 気がほぐれる

はずである 一瞬であっても

それも無く 気を張り詰めて 世話したり

自らも 病いなどあれば なおに辛かろう

 

昔は 現在の一戸一戸の閉塞的な状況より

まだ見受けられた気のする

周囲との関わりや 思いやれる世の中

 

今は 

良くも悪くも

皆 自分を 真っ先に 優先し

一時 家族である 子供や 親さえも

後まわしにする場面も見受けられる

それも 致し方無い時もあるだろうが...

 

 

 

そして

社会の設備や制度 ほか 様々な取り組みが

まだまだ不十分と思われる 

障がいのある人へのサポート全般

体の不自由な方も 本人や周囲の頑張りで

日々 一生懸命 生活している

そして それは 人ごとで考えることなく

自分達のこととして 改善をすべき事も

沢山あるだろう 働ける場を増やしたり

そもそも 駅のホームも 未だに危険である

 

ある日 自分や家族が そのような状況になり

色々な制度や公共施設を 利用することが

必要になる時もあるのだ

本来は

街中などで 介助が必要な方などが

普通に外出でき 不便の無いように

近くにいる人は 理解ある行動や 手助けを

率先して 行うべき筈なのだが..

 

 

 

最後に

行政機関等としては 当然のことだが

自分達にしても

誰か 困った人の為

思いを向けれるようで なければ 

今後 この国は 利益優先

他者のことはお構いない 

近年流行の 冷たい 映像や音楽が 蔓延し

それと同様の 温かみの全く感じない

利己のみ に基づく

どこかの物語にあった 未来の虚無な空間

のようになって行くのであろう

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