令和の鳥獣戯画blog

率直に気になった出来事にコメントしてます

令和の世になって− −

 日本のマスコミは どうなってしまったのか

必要以上に 若い層に向けた 陳腐な番組を

乱発し  報道と言っても名ばかりで

巷のグルメ情報か びっくり映像など

意味もなく 三面記事のような物を

視聴者に  視覚的に 注目してほしいのか

連日連夜 似たような物を 流し続けている

 

そして ある程度 意味のある物は

政治家などが 意見して

その番組や出演者をつぶしにかかる

 

今日も また よくあるシーンというか

若い女性が 取材先で

大口開けて 飲食する様子が映る

スタジオの人間も 微笑ましく 

それを眺める

勿論 この時分 

性差で 差別するつもりは無いが

見ていて見苦しい

慎みがあった過去の方が 桜同様

品があった 日本の良い点だったように思う

 

 

 

それは さておき

先日 若い記者の中には もはや

「 引揚者 」 と言うものを知らない人も

出てきているらしい

なんとも 驚きの事実である

写真撮影に始まり 自分の身なりや化粧など

見た目最優先の 昨今の若者であり

他の職業ならば 合点もいくが

やはり 報道に携わる人間が

そのようなら もう 日本もくる所まで

来てしまった感がある

 

中国などからの引き揚げが 理解出来ない

と言うことは 過去 第二次大戦の

大まかな流れすら 把握出来ていないに等しい

 

記者が 我が国の 100年も経過していない

事実を知らない と言うことなのだ

 

記者に限らず  歴史も含め その他

芸術も文学も 理数は中々 理解するには

難しい部分もある訳だが

学校や家庭 地域での教育は 必要枠まで

足りていないと 以前より 感じていた

 

子供は 吸収できる筈で それを怠ったのは

大人達である

 

そして 今の若者は 好きな 漫画、ゲーム

恋愛、その他娯楽、人の目を引く事 等々に

明け暮れ

時たま  交際などに関連して

本来 そればかりでない人生である筈なのに

映画の主人公の如く 失った時は

相手を想うどころか 道連れに 命を断つ

相手や周りの事など 考えられず 一方的に

 

昔 

今のように  気持ちの無くなった 交際相手

をつけ回し 強引に 元の関係を 懇願し

受け入れなられないと 手にかける

といった 内容の 事件が 現在のように

多発していただろうか

 

また 前も述べたが

老人から 金品を巻上げ ましてや 痛めつけ

酷い暴力行為を 集団で行い

むごたらしく 殺す事件が こんなに

起こっただろうか?

 

 

元に戻すと 子供には 

教育は 大変重要である事は 勿論だが

満州の歴史ひとつ 取り上げても

戦前に 大陸へ渡り

苦労し 田畑を耕作した人々

多少 落ち着いた頃には 戦争が勃発し

自国の軍隊は 守ってくれるどころか

さっさと居なくなり  

置き去りになった 日本の民

現地で 恐怖の中 皆殺しに遭った一家も

数え切れず いただろう

泣く泣く乳飲み子を中国人へ託した人

とてつもない距離を怯えながら進み

日本行きの船に なんとか乗船した人々

戦前の 満蒙開拓を夢のように語った政府に

騙されるようにして 入植し 

利用された 人民

戦後 文句も言わず 働いて

あちらに残した 子供に一目会いたいと

中国残留孤児の捜索活動も 一時期

支援の人々と共に 行われていた

 

確かに 過去のことでは あるが

紛れもない 事実

多分 若人は夢々 存ぜぬ事であろう

また 他の 当時の人々

我々の 親・祖父母・曽祖父の世代は

日本中 いや 海外においても 

戦死も含めた兵役などや 

民間人も 空襲や疎開を体験し

着る物どころか 食べ物に窮し 戦争の

恐怖の中 大変ひもじい思いもし

生きた心地の無い時期もあったろう

又 身内の死にも対面したであろう

 

我々の 年老いた家族、親族には 

聞けば 誰しも

その頃の苦労や死に直面した経験に

辿り着くであろう

 

そんな 人たち世代の心労をも

考えられず 自分の欲のまま

手にかける卑劣な現役世代が実際いるのだ

 

しっかりと 幼少より 周りで そのような

学びの時間が 幾らかでも 設けられて

いるなら

学校や 地域活動 TVや映画

フィクションも良かろうが 

ノンフィクションでの 上の世代の生きた時代

の状況や 歴史的な事柄

それらを しっかり 頭に入れ 

大人が諭していたなら  幾らか現状より

高齢者対象の重犯罪の頻度は少なくなり

対照的に 敬いや尊敬の念を抱く 言動に

繋がったのではなかろうか

手を挙げるなどの 許されない行為など

発想の余地もなく- -

 

 

近頃 一部で見受けられる

現代の 自分たち世代の ぶった斬り方で

年長者を 糾弾したり 責めたり 批判したり

嘲笑ったり– –

見るに忍びないほどだ

まだ 昭和頃には 少なからず

目上の人を 敬する風潮は

残っていたように思われる

 

ちょっとした 言い方の揚げ足を取ったり

その人が 実際の祖父のような観点での

人情から発したのだろう.と推測出来ることを 

同じ若年層のフィールドに

持って行って 酷い 非常識だ 

〇〇ハラスメントだ

という風に 一刀両断する

だが 一方で 己れの知らぬ事があると

すぐさま

判らない.聞いた事がない と 常識的な内容も

学ぼうともせず 

何のこと?と すぐさま 相手と距離を置く

 

過去 自分達のような 少し上の年代なら

職場や そのほか 年長者との やり取り中

ちょっと 分かりづらい事も 例えば

「 あぁ、 相手は きっと このような事を

言いたいんだな 」

「そうか 上の世代は これが普通なんだ」

と 下の世代が おもんぱかり譲るのが

普通だった

今は 全く 逆である

 

 

 

話しが 雑多になったが

わずかに まだ 期待していた 報道方が

基本的 かつ 重要な 歴史さえ 

なおざりにするのならば

今の この 低堕落な 現状は 改善される

どころか 益々 進行し

誰ひとり 意を唱えず

若者迎合 楽しい現時点さえ 踏まえれば良い

と言った流れは 変わらないだろう

 

毎日毎日 垂れ流す 行楽、名産情報など

政治や由々しき事件や 

国民が知らなくてはならない事や

将来の事 生活を脅かす事など

前述の事以外にも 重要な内容は

膨大の筈が

まさか 情報操作の域を逸し

日本万人の思想操作を意図しているのか?

と思われるほど 情報が偏り

稚拙だったり 希薄なものが 多い

 

 

満州国

操られた溥儀が 戦後に 号泣し

現地では 人形のように 重なり合った

我が同胞が 大陸の片隅に 今も眠っている

そのような 凄まじい歴史の一片も知らぬ

今の日本人民

 

年端もいかない 航空予科練の 男子が

東を拝み 南の島で 飛行機もろとも

散って行った

家族や次の世代の人々の幸せを祈りつつ- -

 

そんな 魂に 我々は 

顔向け出来るだろうか?

言っておくが 私は 思想的に

特別の偏りはない 

ただ 心底 残念なだけだ

 

こんな世になってしまい

彼らも 泣くに泣かれまいf:id:usagi201906:20230411173212j:image