令和の鳥獣戯画blog

率直に気になった出来事にコメントしてます

暴力では解決しないということ

この夏

元首相の狙撃事件に始まり、

一宗教と、 中でも一番 顕著だった 

与党議員たちとの繋がりや

本当は水面下続いていた信者や勧誘時に

おける.そちら宗教の凄まじい金銭回収行為

それによる信者や家族の経済的な疲弊

等々 (まだまだ政治家は過去のものとして

隠蔽しようとする印象ではあるが)

大まかには 表面だってきている

 

今回は その事の発端

信者2世と言うのか、信者の息子の起こした

周知の事件について 思いを述べたいと思う

 

その犯人の家庭環境や幼児期の様子など

全てではないが 報道の幾つかから

ある程度 想像の域ではあるのだが

 

そうして 擁護論もあるとは聞くが

やっぱり これは 暴力の最たるもの

殺害までに至るのは 甚だ 許されず

言いたい事があるなら、

やはり 言論や裁判など 別の形で

訴えるなり、他の多くの被害家族と繋がって

ある程度 世論などに訴えたりし

大きな流れをつくるべきでは

なかったか

 

本人は 高校時代 応援団に所属したり

学校を出てからも 社会での己れの

ポジションを得ていこう 出自に捉われず

自らの力で生きていこうと、宅建やFPなど

簡単でない資格を取得するなどの行動からも

垣間見れる

そのような 能動的な行動を取れていた時期も

あるのだ

 

だが、この今の 表現として好ましくはないが

競争率の高い学校へ進学し その後

ある程度の仕事や経済的余裕を得、

それらの暮らしの中での 友や恋人と出会い

過去 成功のモデルケースとなっていたような

人生を辿るのが 正解とでも言った

上記のような 道のりを進まなければ 

敗者のような、 誤った観念・社会通念も

いくらか作用したのだろうか

犯人自身何かしらの 進みたい目標や

理想があったのだろうか

それらから逸れ、過去を振り返った時

「あぁ 行きたかった大学へ進学し 

自分の希望の会社や職種に就いていたら– – 」

というような想いも要因だったろうか

 

自分の父親の遺した遺産や、自分らの代に

受け継がれるはずだった 祖父の会社や財産

などを 母親が1人 勝手に あの怪しい団体

に全てと言うか 多額の負債まで負って 

易々と受け渡してしまった事実が 誠に

忌々しく 又、幼少時 母親は片時

育児の手も止めて 宗教団体へ赴くことも

あったようで よちよち外まで歩いて母親を

探し泣きじゃくる兄弟を知っている、確か

親類の話しもあったようだが

それら精神的苦痛や寂しさも 

度々あったのかもしれない

 

当時

幼な子2人の子育てへの協力どころか

(本人もストレスや心的病いなどを患っていた

のだろうか)母親に手を挙げていた父親.との

報道もあった 

そんな家庭から逃げるように救いを求めたのか

母親の洗脳されたような信仰(と言うべきか?

)があり 又 信仰が先で 

家の事をなおざりにする妻や

その他何か苦悩があったのだろうか

また 故に連動して暴力行為があったか詳細は

定かではないが、父親がついに自死してしまう

夫の暴力や育児疲れなどからの精神的救済を

求めたのが始まりかは不明だが

子供をかかえ、大黒柱を失った母親は

その後 益々 

信心への気持ちが増したのだろう 

 

ただ 通常 そのような金銭面で難しい状況

に、実家に頼るならまだしも 莫大な上納金?

がかかる団体に深く関わるなど 理解しがたい

点が多く 相手のマインドコントロール

上手いのか、 母親の精神状態など何かしら 

当事者にも起因する事象があったのかも

しれない

 

子供にとっては、 普通なら 子供一番で行動

してほしいと願う母が 訳の分からない団体に

長期に渡り大金を注ぎ込み そちらが

一番.とでも言うような様子を近くで見続けて

いるのは 心中穏やかでなく 一切家族の助言

を聞かない親に ほとほと困り果て、その

彼にとって 諸悪の根源である あの団体を

なんとかしてやろう、と考え始め 注視する

視点が変わっていったのは想像出来る 

それ以降の事件の流れは

マスコミ・メディア報道が多々あり、

皆さんもご存知であろう通りである

 

 

折角 自力で生きようとした時もあるのに

本当に 残念な結果となった

一部 あの宗教や与党との癒着が表面化は

し、又 例の団体の多々訴えられるレベルの

普及活動にも世間の目が向けられることと 

なった  ただ これは今回が初めてではなく

諸所の理由で 長い間うやむやにされていた

だけなのだが 

 

今回 思うのは 

決して 暴力.ましてや殺人などと言う強行は

許されず、被害者であった一家族も そちらを

犯してしまえば ただの加害者 そして

凶悪犯となってしまうのだ

 

我々の日常でも 

何か理不尽だったり ひどい目に遭わされたり

否定されたりすると 強い怒りが沸き 相手に

自分の意見や思いを示したり、反論したり

相手がどれほど非常識であるか、分からせよう

と感情的に強く言い返したり、他 涙ながらに

訴えたところで 殆ど向こうには その本人の

憤慨度合いは伝わらず、

かえって向こう側は 意見を聞いてみようと

する気持ちも無くなり  逆に反感をかい

溝が広がり 前以上に 双方の歩み寄りは難し

くなり、乖離の一途をたどることの方が多い

 

この度も、冷静になって 他の家族と団結する

なり 専門の場に相談したり、それら時間が

難しいなら SNSなどネット等 利用したり

そちらは 個人的にも発信はしていた向きも

あるのだが、

そのような 小さなことを継続しつつ

他の訴訟や報道等 相まって

いつか改善されることを望む姿勢を

取ること 静観し 成り行きを見ながら、

やはり 最善は

自分の生活に重きを置くこと

だったのではなかろうか

 

悔しくも 今時点では

泣き寝入りとなるかもしれないが

自分の今、そして先々の生活・将来を

大切にすることが最優先で

団体の存在を 自分達.子の世代は

完全無視を貫くことで  

抵抗し贖うことにならないだろうか

 

犯罪類似行為に対し、

犯罪連鎖を行うことは

解決には ならないであろう

 

 

一方で

幼少期に養育者からの充分な庇護を受けられ

なかった場合や直接的な虐待などあった場合、

後々 心的に悪影響を受け

病院などに通ったり 薬の服用や

リハビリを受けたりと

改善が必要になる子供もいると聞く

 

当該加害者も その幼少から成長期に渡り

受けたトラウマなどもあるかもしれないが

マグマのように溜まった怒りは

母親当人でなく、彼女が大事にしている宗教へ

向けられたのだ

もしかしたら  小さい頃から 大事にして

もらえなかった子供が 

特に 母親へ恋慕を強く抱く男児など 

なおさら

「 ねぇ、お母さん ボクを見てよ 」

と心の中で 度々 叫んでいたのかもしれない

 

大人になり

自分の希望した道を辿れず、過去の家庭環境に

固執してしまった当人であるが

その際も 決して その振り上げた拳は

愛情に飢えていた お母さんには 向けられは

しなかったのだ

犯行のその時まで 大好きな母親に 

手は上げなかったし、その考えは

浮かばなかったのであろう

 

全く 想像であるのだが

哀しさも残る事件なのかもしれない

 

が やはり それらの理由であろうと

凶悪事件は起こしてはならず

 

これが まかり通れば

他の 虐待や詐欺や様々被害を受けた者なら

犯罪が許されることになる

 

 

 

冒頭述べたような 積極的な生き方が

継続出来ていたら、

元々 本人の物ではい 実家の資産などを

念頭に置いた人生形成をし

(学生なら仕方ないことではあるが)

決して 恵まれた人たちから比べたら

容易な道ではないことも事実だが、

そんな中 懸命に努力し 

日々生きている人々も

往々にしているのが 社会である

 

 

その可能性を自ら潰し、

1人の生命も一方的に奪ってしまった

残念極まりない事件であった

 

 

 

※  又 長くなってしまうが

追記すると 

加害当人が 事件前

あの宗教の被害者擁護団体へ

手紙を数回送ったり、

そもそも 過日準備段階で 発砲練習を

山間部や住宅街など 

しかも その宗教団体の地方支部

建物の外壁などへも発砲しているのだ

屋外で何度か 音が伴う創作銃の発砲を

練習とは言え 実行していることを見ると、

最悪 殺人迄は 決心しておらず、

どちらかの段階で 事件性が明るみになり

世間に大きく取り上げられ

結果的に

他の家族同様 言い表せない憤りを発奮し、 

相手団体へ重い責任を充分に取ってもらうなり

今までの金銭が幾らかでも返還され

母の老後が安心出来るものになり、

そして 一番は

母親の心が自分達 家族に戻ってきてくれたら

と言う気持ちがあったのかもしれない

その逡巡した様子から

 

 

その

誰かの命と引き換えのような

最悪の結末でなく

 

被害者皆 他の家族達にとっても 

良好な解決というような流れへ

向かわなかったことは 

重ね重ね残念な事であったf:id:usagi201906:20220908142136j:image