令和の鳥獣戯画blog

率直に気になった出来事にコメントしてます

抜け落ちていたこと

 老老介護

平成頃より 問題視されてきた 社会問題

こちらも 放置出来ない懸案である訳だが

しかし 我々は もっと深刻である

若年層が担う介護世帯に 早急に

対処すべきであった

 

私は 恥ずかしながら  

それら 介護する側の 低年齢層の実態

大人同様の のし掛かる負担の大きさ

期間の長期化 そして その世帯数の多さを 

つい最近まで 知り得ていなかった

(子供の7人に1人の割合の統計結果もある)

 

彼らは この問題の重さにより

級友は元より 教師や 親戚にさえ遠慮し

孤立化が深まっていったことが想像出来る

 

これは 最早 国が 一刻も早く改善・対応に

当たるべき 最重要課題では なかろうか

 

今ようやく

当該家庭や その周辺や 学校 その他

集計作業により  それら窮状が 

段々と 明らかになってきた

 

自治体や 勿論 国は 今まで ある程度は

把握していたであろうが その深刻な問題に

残念ながら着手していなかった

 

ある報道で 当事者が現状を申告しない.

と述べていたが  未成年や若年者が

そのように 最寄り自治体や他 学校関係へ

自ら述べるであろうか?

その手段や 制度の有無 そもそも 

どこが窓口か?など 

小学生から その上の年齢層が

もう既に始まっている 毎日の家族の

介助や家事、学業以外に そのような

時間や心の余裕があろうか?

大人であるまいし 足を運べるだろうか?

また 辛うじて通えている 学校の教師に 

そのような事を容易に相談出来るであろうか?

 

我が子に置き換えて 考えてほしい

 

 

今や 医療が進歩し 在宅で療養出来る患者や

障がいを持ちながら 可能な範囲で

自宅で暮らせる人々は 

医療器具の個人への一般化や

在宅ケア用品等の進化.向上に比例し 

以前と比べたら 相当数

増えていることは 想像できる

 

 

まだ 望みがあるのは  

現在も 医療機関との接点がある

療養者家庭ならば 病院等が 訪問診察や 

ほか 定期検査などの通院時に 

現状把握をすべく それを 国は

制度化. 義務化すべきである

勿論 医療機関へ 頼るのでなく

適切に人員を配置し

包括センターや社協などへ繋ぎ

舵取りするのは自治体であり 

総括するのは国であるべきだ

 

端で見るより  自宅での 不自由な人の

身の回りの世話は 非常に大変である

大人でも である

その病人の体調や身体特性を見ながら

必要な世話や用事は 多岐に渡る

自己の生活を並行しながら

なので 自然と 自分の暮らしは

なおざりに 後回しにし 徐々に

不完全になっていくのだ

 

それら 身内の介助を 専任で行うのも

日々 困難があるのに ましてや 

仕事に行きながら 子育てしながら  

又は  要介護者が複数いる場合など 

想像を絶するのだ

 

その人として 大変な辛坊を伴う

継続が非常に難しい行為を

まさか 未成年 

更に 年齢も低い子供達が 担っているなど

誠にもって ゆゆしき事であり 

早く周囲が手を差し伸べるべき 

異常な 状況なのである

 

 

なので  医療機関と 日常的には

接点の無い家庭もあるので

学校に 今以上に 負担を強いるのではなく

担当官庁より 事務方を派遣するなどし

どうしても 窓口としてでは あるが

機能してもらい

全生徒に 調査を実施し

上記のような問題が見出された学生には

個別に 専門機関の支援員が 現状聴き取り

各児童.生徒に合った 措置を 迅速に

行うべきである

 

その調査・判定結果後

家庭内では 介護度が高く 子供1人が

抱え込むには難しい患者は やむを得ないが

医療機関介護施設に対応してもらい

介護度が低く 子供との生活が

可能と判断されたなら  年齢はいとわず

高齢者同様 デイケアやデイサービス利用

専門スタッフによる 自宅での

家事や見守り等の生活介助支援を実践するなど

子供が 家族への負担により 自己の

生活や就学が脅かされない現状を

実現させるべきであり 

経済的に難しい世帯は 公費により 

安心した生活を送れるようすべきである

 

 

子供は 国の宝   国民皆の宝

その今現在の生活 ひいては 将来が

閉ざされぬよう 皆で

守らねばならない 

何よりも 率先すべき最優先事項であろう

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